Concept

コンセプト
酸+酸性還元剤は難しくない酸+酸性還元剤は難しくない

ジアンカーは、酸性薬液のベーシックな薬液です。
「シンプルでわかりやすく」考えられた薬液は、
ケミカルダメージが多く見られる現代には最適な薬液です。
複雑なミックスなどなくシンプルに施術が行えることで、技術者が集中して髪に向き合うことができます。

Three Key Points

3つのポイント

従来の薬液に比べて
残臭が少ない

システアミン系の薬液と比較するとジアンカーは残臭が少なくなっています。また、他の酸性還元剤に比べても使用時の臭いも少なく、パーマ薬液の臭いによる不快感がかなり抑えられています。

取り扱いが
フレキシブルな薬液

単品でもミックスしても使用できる、酸性領域でシンプルな薬液です。薬液の効き方を放置タイムで調整することも、ミックスしてパワーを変えることも可能なので使い慣れると施術者のイメージ合わせた使用方法が可能になります。

ノンアルカリの酸性薬液で
失敗リスクが極めて低い

ジアンカーは髪に負担の少ない弱酸性(等電帯)。ダメージ毛やエイジング毛など扱いが難しい髪にも対応しやすいです。時間を置きやすい薬液はサロンワークでも失敗リスクを抑えられます。

About
Acidic Regions

酸性領域について

pH=7未満が酸性領域ということになりますが、酸性薬液が増えてきた美容業界では、酸性領域=等電帯と解釈される方も増えてきました。等電帯とは毛髪が電気的に安定な状態と考えられる範囲の事です。
一般的な等電帯はpH4.5~5.5ですが、毛髪はダメージや施術の履歴、普段のケアによって毛髪のpHは多少変化していると考えられます。
ジアンカーはその変化を考慮した上で薬液pHを設定しています。

Concept Of
THE ANCHOR pH

ジアンカーpHの考え
pH6.0

ジアンカー6.0

pH6.0(Liquid/Cream)

pH6.0は等電帯という考えもありますがイオン結合が少し緩みはじめるpHです。等電帯の安定状態から少し不安定になることで髪の変化が起こりやすくなります。弱酸性域での施術を行う上で最適なpHと考えています。

pH4.5

ジアンカー4.5

pH4.5(Liquid/Cream)

ダメージしている髪の等電帯は、塩基性アミノ酸の流出によって通常の等電帯よりも若干下がっています。ダメージが増えて等電帯が下がった毛髪であればpH4.5はイオン結合が少し不安定になっていると考えられ、毛髪の変化が起こりやすくなることを社内テストで確認しています。ハイダメージ毛にアタックする薬液として扱いやすいpHであると考えています。

The Anchor Seriese LineupThe Anchor Seriese Lineup

酸性還元剤が
さらに使いやすくなった。

リキッドタイプとクリームタイプの形状違い、
それぞれに6.0と4.5の強さが2種あることは、
オレンジコスメとして培われてきた
薬液の考え方の一つ、
「最小のアイテムで最大限の幅に対応」を
酸性領域でも可能にしました。
単品でもミックスしても使用できる
ジアンカーシリーズで、
酸性ストレート、酸性パーマの可能性は
さらに拡がります。

THE ANCHOR
LINE UP

ジアンカー ラインナップ
  • リキッド
  • クリーム

pH6.0のリキッドとクリームのラインナップです。一番重要なポイントは弱酸性で高還元であることです。ミドルダメージからエイジング毛の形を変えるには、どの還元剤を選び、どのpHに合わせるかといった薬液のスペックが重要になります。ジアンカー6.0は、化粧品基準の上限に近い還元剤濃度とイオン結合が少し緩みはじめるpH6.0で毛髪にアタックできる薬液になっています。常温でも反応しますが、熱を加えることでさらに還元効果を発揮するだけでなく、ツヤ感や質感も向上します。デジタルシーン(ホットクリープやアイロンなど熱を使うことのある場面)では、最小限のダメージで活躍します。

対象毛
(DL3±)
ミドルダメージ毛、
エイジング毛、カラー毛
  • リキッド
  • クリーム

pH4.5のリキッドとクリームのラインナップです。ポイントは、ブリーチ毛などのハイダメージ毛に対応できる適度な還元力と補修力です。現在、いろいろなカラーデザインがみられケミカルダメージが強くなっている傾向にあります。ジアンカー4.5は、ダメージが強くなっている毛髪が耐えられる pHはどこなのか?残存するS-S結合に必要な還元剤濃度はいくつなのか?ハイダメージ毛に対処できる適正還元を行えるスペックを突き詰めました。しっかり伸ばすことや曲げることが目的ではなく、ダメージを受けた髪の毛羽立ちを抑え、まとまり良く落ち着かせることのできる薬液になっています。

対象毛(DL4±)
ブリーチ毛、
ハイダメージ毛

THE ANCHOR CHEMICAL SPECIFICATIONS

ジアンカー薬液 スペック

【 1液 】

ph チオ換算値
ジアンカー
リキッド6.0
6.0 6.73%
ジアンカー
リキッド4.5
4.5 2.72%
ジアンカー
クリーム6.0
6.0 6.73%
ジアンカー
クリーム4.5
4.5 2.72%

【 2液 】

ph 酸化剤濃度
ジアンカー
リキッド2
6.0 10%
ジアンカー
クリーム2
6.0 10%

ABOUT MIX

ミックスについて

ミックスすることで、お客様の髪に合わせることやスタイリストのイメージに合わせ、
薬液パワーや粘性の調整ができます。また、クリームで質感の調整可能です。
4つのアイテムの組み合わせで、使用の幅が拡がります。

MIX IMAGE

ミックスイメージ

強さも操作性も自由自在、
デザインの可能性を広げます。

  • パワー調整

    縦軸
    ミックス
  • 粘度調整

    横軸
    ミックス
  • パワー・粘度

    クロス軸
    ミックス
1液同士を組み合わせ(混ぜ合わせ)ることで、様々なダメージレベルに対応し、質感調整や使用時の粘度の調整など、技術者が薬液に求めるパワーや粘度、さらに、お客様に合わせた調整も可能になります。

THE ANCHOR MIX
SPEC

ジアンカーミックス スペック
ミックス比 ph チオ換算値
6.0 6.0 6.73%
6.0:4.5=2:1 5.3 5.39%
6.0:4.5=1:1 5.0 4.72%
6.0:4.5=1:2 4.8 4.05%
4.5 4.5 2.72%

DAMAGE LEVEL
MIX CHART

ダメージレベル別 ミックス表

薬液をミックスすることで、
ダメージ合わせた最適な
薬液パワーを調整可能です

複雑なダメージが増えている髪に対して、可能な限り薬液パワーを合わせていくことが必要です。
ジアンカーは、酸性領域で調整を可能にしました。

使用
薬液
履 歴 カール写真
6.0 ケミカル施術1回程度
熱系、ブリーチ履歴なし
(ローダメージ)
6.0:4.5
=2:1
ケミカル施術2回程度
熱系、ブリーチ履歴なし
(ロー〜ミドルダメージ)
6.0:4.5
=1:1
ケミカル施術2回程度
熱系またはブリーチ
施術履歴1回程度(ミドルダメージ)
6.0:4.5
=1:2
ケミカル施術3回程度
熱系またはブリーチ
施術履歴2回程度
(ミドルダメージ〜ハイダメージ)
4.5 ケミカル施術繰り返し
熱系またはブリーチ
施術履歴2回以上(ポーラス手前)
※ブリーチが複数回重なった場合、髪自体の体力低下によりカールを作りづらくなります。

FEATURE COMPONENT

特長成分
  • 【還元剤】
    チオグリコ-ル酸システアミン

    有機酸還元剤であるチオグリコール酸に普通のアルカリではなく有機塩基還元剤であるシステアミンをイオン結合(塩結合)させた新しい形の還元剤です。チオグリコール酸の「優れた還元力」とシステアミンの「毛髪に対するダメージの少なさ」この2つの特長を併せ持つ還元剤です。

  • レブリン酸

    • リキッド6.0
    • リキッド4.5
    • クリーム6.0
    • クリーム4.5

    保湿力が高く、髪にツヤと柔らかさを与える酸性成分です。 熱が加わることでさらに高い効果を発揮します。

  • シナチントップ

    • クリーム4.5

    毛髪のダメージ補修、保護効果のある加水分解ケラチンです。低分子の親水性成分であるため毛髪内部への浸透力があり、タンパク質と結合することで効果を発揮します。

  • 各種CMC成分

    • リキッド6.0
    • リキッド4.5
    • クリーム6.0
    • クリーム4.5

    複数の脂質成分をナノカプセル化することで、内部のダメージ部分を効率的に補修します。破断強度向上、保水性の向上に加え枝毛や切れ毛の抑制にも期待できます。

  • ネオソリューアクリオ

    • クリーム4.5

    加水分解ケラチンなど水溶性有効成分の毛髪への浸透を促進する効果があります。また、親水化しているダメージ毛を疎水性に回復させるため、ダメージ補修効果もあります。

  • ファイバーハンス

    • リキッド6.0
    • リキッド4.5
    • クリーム6.0
    • クリーム4.5

    毛髪の主成分であるケラチンと結合し、ハリコシを与える毛髪強化剤です。キュアテイン、シナチントップとの相乗効果で、より高い補修効果を発揮します。

  • エルカラクトン

    • クリーム6.0
    • クリーム4.5

    ダメージを受けたキューティクルを補修する作用があり、広がりを抑えまとまりの良い髪に整えます。熱を加えることで反応し補修効果を発揮します。

  • キュアテイン(活性ケラチン)

    • リキッド6.0
    • リキッド4.5
    • クリーム6.0

    毛髪のケラチンのSS結合に作用する活性ケラチンです。毛髪強度の向上、システイン酸の産生抑制などの作用があります。

  • コレステロール

    • リキッド6.0
    • リキッド4.5

    ナノエマルジョン化した魚由来のコレステロールです。ナノエマルジョン化することで脂質をより深く浸透させることができ高い保湿力に期待できます。

Q&A

よくあるご質問
  • ジアンカー6.0と4.5を混ぜて使う
    ことはできますか?

    混ぜて使用することは可能です。
    ミックスすることで、薬液の強さの調節ができます。

  • Q2.
    ジアンカーシリーズの
    対象毛を教えてください。

    ダメージがある髪が対象毛になります。
    6.0はミドルダメージ、4.5はハイダメージがそれぞれメインの対象毛になります。

  • Q3.
    健康毛にも使用できますか?

    Q2であるように、基本的にはダメージ用になりますが、細毛軟毛やエイジング毛に対して、穏やかな効果を求める場合は使用可能です。
    プロセスガイドの薬液目安を参照ください。

  • Q4.
    2液は過酸化水素を使用しても
    構いませんか?

    ジアンカーは、化粧品登録になるので
    過酸化水素を使用することはできません。

  • Q5.
    還元剤を足すことはできますか?

    ジアンカー6.0は、還元剤濃度が高いため還元剤を含む化粧品の自主基準(チオ換算で7%以下)に抵触するため、還元剤の追加はオススメできません。
    ジアンカー4.5はダメージ部分専用の薬液として開発したため、還元剤の量はあまり多くありません。従って、応用としてスピエラやGMTの溶剤として使用することは可能です。この場合、還元剤を追加した後の総還元値がチオ換算7%以下になるように調整してください。還元剤を追加した場合、ダメージ部分専用薬液というカテゴリーでは無くなりますので、ご注意ください。

LINE UP

ラインナップ
  • 6.0

    THE ANCHOR
    Liquid 6.0
    400ml

  • 6.0

    THE ANCHOR
    Cream 6.0
    400g

  • 4.5

    THE ANCHOR
    Liquid 4.5
    400ml

  • 4.5

    THE ANCHOR
    Cream 4.5
    400g

  • 2

    THE ANCHOR
    Liquid 2
    400ml

  • 2

    THE ANCHOR
    Cream 2
    400g