• liquid
  • gel
  • cream

疎水と親水、アンセスで極める
酸性領域は更なるステージへ

弱酸性の中で適正な還元ができること。
ダメージを最小限に抑えるための方向性を十分に検討した上で、スピエラ・GMTを使いこなすための処方と剤形に仕上げました。
酸性領域での施術が定着した今、アンセスは更に使いやすさを追求しました。

柔らかさとハリ感、両方を実現する2つの還元剤。

アンセスの最大の特長である、酸性領域での施術を可能にする高濃度還元剤

□柔らかさを求める髪へ

疎水性と親水性の両方の性質を持つ両親媒性なので、従来の還元剤より毛髪になじみやすい還元剤です。また、分子構造が平面的なため、毛髪に負担のかかるアルカリによる膨潤をさせなくても、毛髪内部に浸透します。その特長により、低pHでも十分な還元力を発揮し、カール形成や縮毛矯正が可能です。独特な柔らかい質感に仕上がるのもスピエラの大きな特長です。

□ハリ感を求める髪へ

スピエラと同じく両親媒性なので、疎水性部分から親水性部分にしっかり浸透し反応することができる還元剤です。酸性領域でも十分な還元力を発揮し、チオグリコール酸と同じようなハリのあるリッジの効いたカール形成力があり、施術臭と残臭が少ないのが特長です。GMTが持つ保水力によってクリープ効果が期待できるため、酸性ストレートや酸性ホットパーマをシンプルに施術できます。

酸性施術を可能にする高機能リキッド溶剤

  • □主にコールドパーマプロセスに使用します。
  • □髪になじみやすく使い勝手の良い形状です。
  • □クリーム、ジェルの粘性調整にも使用できます。
  • □多層還元実現のための還元剤配合(システイン、アセチルシステイン、チオグリセリン)
ANCES ACID Liquid 6.8
還元剤混合時に、等電帯になるように調整されたリキッドタイプの溶剤です。少量の還元剤を配合し等電帯領域での多層還元を安定して行います。配合したスタイルアシストポリマーの優れたカール保持力と縮れ防止効果で、きれいで艶のあるカールを作ります。
ANCES NEUTRAL Liquid 7.8
還元剤混合時に、微酸性(pH6前後)になるように調整されたリキッドタイプの溶剤で、アシッド6.8と同様に少量の還元剤とカール保持成分のスタイルアシストポリマーを配合しています。アシッド6.8の対応範囲よりもしっかりした撥水性の残る髪質に使用するための、浸透性の高い薬液を作ることができます。

酸性施術を可能にする高機能ジェル溶剤

  • □主にホットクリープパーマプロセスに使用します。
  • □熱による補修成分や、カール保持成分配合。
  • □髪になじみやすく水洗で流れやすい粘性です。
  • □ポイントパーマでも活躍します。
  • □多層還元実現のための還元剤配合(システイン、アセチルシステイン、チオグリセリン)
ANCES ACID Gel 6.8
還元剤混合時に、等電帯になるように調整されたジェルタイプの溶剤です。少量の還元剤を配合し等電帯領域での多層還元を安定して行います。熱を加えることで補修効果のあるエルカラクトンや、優れたカール保持力と縮れ防止効果のあるスタイルアシストポリマー、ダメージ部分を選択的に補修できるカチオン化セルロースを配合しています。
ANCES NEUTRAL Gel 7.8
還元剤混合時に、微酸性(pH6前後)になるように調整されたジェルタイプの溶剤で、アシッド6.8と同様に少量の還元剤と、熱による補修成分やカール保持成分などを配合しています。アシッド6.8の対応範囲よりもしっかりした撥水性の残る髪質に使用するための、浸透性の高い薬液を作ることができます。

酸性施術を可能にする高機能クリーム溶剤

  • □主にストレート、デジタルパーマプロセスに使用します。
  • □熱による補修と艶向上成分を配合。
  • □還元剤と混ざりやすく塗布しやすい粘性。
  • □多層還元実現のための還元剤配合(システイン、アセチルシステイン、チオグリセリン)
ANCES ACID Cream 6.8
還元剤混合時に、等電帯になるように調整されたクリームタイプの溶剤です。少量の還元剤を配合し等電帯領域での多層還元を安定して行います。熱に反応するメドウラクトンやエルカラクトン、ヒートアシストポリマーを配合することで熱から髪を守り、多機能性ハイブリッドポリマーや水飴の効果により、保水力と艶も向上します。
ANCES NEUTRAL Cream 7.8
還元剤混合時に、微酸性(pH6前後)になるように調整されたクリームタイプの溶剤で、アシッド6.8と同様に少量の還元剤と、熱による補修成分や保水力、艶向上成分を配合しています。アシッド6.8の対応範囲よりもしっかりした撥水性の残る髪質に使用するための、浸透性の高い薬液を作ることができます。

2液
酸性施術専用に処方された、高機能酸化剤

ANCES Liquid BS 10
アンセスリキッドBS10は、ブロム酸濃度10%の液体タイプの高濃度2液で、pH6.0に調整した低緩衝処方です。吸着性を高めたカチオン化ケラチンが外部からの刺激から保護し、内部成分の流出を抑えます。消臭成分としてカキタンニンを配合した、酸性施術専用の高機能酸化剤です。
ANCES Cream BS 10
アンセスクリームBS10は、ブロム酸濃度10%のクリームタイプの高濃度2液で、pH6.0に調整した低緩衝処方です。補修成分のカチオン化ケラチンが毛髪のダメージを補修し、水分バランスを整えることで毛髪のうねりを抑制します。消臭成分としてカキタンニンを配合した、酸性施術専用の高機能酸化剤です。

等電帯・微酸性を極める

等電帯を極めるための溶剤。
アシッド6.8

アンセスアシッド6.8の各溶剤は、ダメージ要因の一つである「アルカリ剤」を排除しています。これは、等電帯で還元剤が浸透し毛髪中のS-S結合にアタックできるのであれば、アルカリ剤による無理な膨潤や軟化の必要がないからです。両親媒性の還元剤である「SP22(スピエラ)」や「GMT66.6」を混合することで等電帯領域のpHになり、毛髪への負担を最小限に抑えた施術を行うことができ、アルカリによるダメージを無くすことができます。

微酸性を極めるための溶剤。
ニュートラル7.8

アンセスニュートラル7.8の各溶剤は、両親媒性の還元剤である「SP22(スピエラ)」や「GMT66.6」を混合することで、微酸性領域のpHになるように調整された溶剤です。アンセスアシッド6.8を使用したときと比べpHが中性よりになるため、塩(イオン)結合が外れやすくなります。ローダメージ〜ミドルダメージの撥水性の残る毛髪に使うための、浸透性の高い薬液を作ることができます。

酸化を極める

アンセスリキッドBS10およびアンセスクリームBS10の各2液は、ブロム酸濃度10%の高濃度2液で、pH6に調整した低緩衝処方※です。※施術中の急激なpHの移動がないため、毛髪に負担をかけません。これは、酸性領域での施術でもブロム酸で十分な酸化を行い、また、ブロム酸濃度が高まることで起こる毛髪のゴワつきが出ないようにするための選択です。アンセスBS10は、酸性施術専用に処方されたブロム酸タイプの2液です。アンセスBS10には、補修成分としてカチオン化ケラチン※1を配合し、カキタンニン※2による消臭効果を持たせた高機能酸化剤です。プロセスや用途に合わせて好みの粘度に調整し使用することも可能です。

※1カチオン化
ケラチン
カチオン化することで、傷んだ毛髪への吸着性を高め、疎水化することで外部からの刺激から保護し、内部成分の流出も抑えます。毛髪のダメージを補修し水分バランスを整えることで、毛髪のうねりを抑制します。
※2カキ
タンニン
柿から得られるタンニンで、カキタンニンに含まれる成分と各種悪臭成分が化学的に反応し、違う物質(ポリフェノール付加化合物)に変化することで消臭効果を発揮します。

□ウェーブ効率

アシッドリキッド6.8
SP22 GMT66.6
10:1 10:1.5 10:1 10:1.5
32% 40% 30% 35%
ニュートラルリキッド7.8
SP22 GMT66.6
10:1 10:1.5 10:1 10:1.5
39% 45% 40% 46%

□使用毛束/ストレートパーマ(アルカリチオ系)とカラーを数回施術したダメージレベル3~4の毛束を使用

商品ラインナップ