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阿南毅と小僧の心
whatではなくwhy 「行123」
2017.09.11
アリよさらばは名作中の名作だと思う。
どうも、オレンジコスメのアナキンこと阿南です。
ニンニクって諸刃の剣だなぁって食べるたびに感じます。食べてる最中は美味しいんですよ。食後の臭いは気になるけど、まぁ翌日休みなら関係ない。
で、食べ終わって数時間後…
まったくお腹が減らない。いや減っているのかもしれないが胃にどんよりとした不快感がある。胃の曇天。
それなのに、なんで食べるの?って聞かれれば美味しいから!
それなのに、なぜ食べるの?って聞かれればパワーが出るから!
だけど諸刃のニンニクのそのパワーは、胃で暴れん坊将軍と化す。僕のなぜ食べるの?はここで覆されることとなる。
今日はそんな「何で?」と「なぜ?」についてチラリと。
人にとってなにをするにしても「意味」は不可欠なもの。これは僕が美容師時代からメーカー勤務の今でもよく思うことです。
「なにをやるか」の指示は出していても「なぜやるか」までは伝えない。
例えば、ダメージヘアにパーマ施術を行う際多くのサロンでは処理剤を使用します。で、その処理剤を「傷んだ部分につけといて」って指示がアシスタント(僕)に出るわけです。
僕は言われるがままシュッシュッとその黄色の液体を、これまた言われた場所らへんに、これまたなんとなーく、これまたアバウトな量を、つけていくわけです。
こんなもんかなぁ…って思いながら。スタイリストは「出来た?ありがと!」って言いながらパーマをかけていくのですが、正直モヤっとですよね。
だって、あれに意味あったの?って思うわけじゃないですか。これが続くと雑な仕事になるわけです。もちろん出来る人は自分から意味を聞きますけどね。新人レベルでは聞くことすら難しかったりするので、やはり「なぜ?」は指示するべきかなと思います。
簡単でいいんです。
髪のダメージに差があるから均一化を図るためにこの◯◯っていう処理剤を使う、とか
薬剤から髪を保護するために◯◯を使う、とかね。
そういう簡単な「意味」がわかるだけでも動きって変わってくるんですよね。
そして少しずつ「なぜやるか」の意味を増やしていくと、次第に自分で考えつくようになる。成長を促すってこういうことですよね。
メーカー勤務の今は色々と提案や企画を求められることも多いですが、オレンジコスメの社長が求めるものには必ず「なぜ?」が明確に入っているのでやってる「意味」がわかります。
むやみやたらと上役を上げたくはないですが、素直にすげぇ…やる意味がわかるわ…って僕が頭を上げられない理由の1つです。(近いうちに追い越すための素直さと謙虚さは必要です。)
こういうこと書くとあれなんですけど…
いませんか?周りに。意味なんてどうでもいいから今はとにかくやれ!みたいな。若い時は考えるな!動け!みたいなね。
僕も中途半端な世代なんで、こういうのわからなくもないですが、もうそんな時代じゃないだろって正直思いますね。
確かにあれこれ聞いてばっかりで一向に行動できない人を見ると少し感情が乱れますが、そもそもそういう人って「なぜやるか」の「意味」を理解しきれていない。
つまり裏を返せば、しっかりと理解させきれていない指示側に問題があったりするわけです。
少し極端かもしれませんが「なぜやるか」をきちんと指示できないとすれば、そのものの意味なんてないに等しいんじゃないですかね。
本で読んだのですが海外では「計画的不服従」と名付けられた経営方針があるようです。
これは部下に対して何をやるかだけではなく、なぜやるかまで説明するよう管理職に義務づけたもの。説明が不十分な時は部下は義務を拒否できる権利まであるそうで。
ちなみにこの制度を導入している企業の離職率は、その企業が属する業界平均の半分以下なんだとか。
機械じゃないのだから、人は意味さえわかれば嫌なことだったとしても和らぐんですよ少なからずね。
じゃあ何やるか?
ではなく…何故でしょ!!的なね。
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カテゴリー:小僧