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阿南毅と小僧の心
応力緩和 「行78」
2017.07.27
すっごい今さら感あるとは思うのだけれど
どうしても書かないといけない気がして。
というのも、先日弊社インストラクターが講習したサロン様のパーマプロセスがプレシャンプー後に
1度全頭を乾かしてから薬剤塗布してワインディングするというものでして。
なんで1度乾かすんだろう?と不思議に思って確認すると「阿南さん」から教わった・・・。
そうサロン様はお答えになられたんです。
わざわざ乾かす?つけ巻きメニューなのに?僕はどんな風にサロン様に伝えてしまったんだろう。
馬鹿な頭を叩きまくって思いだした結果「応力緩和」の話にいきついたんです。
確かに「一度乾かして薬剤塗布します」って話したことがあって、
今でいうところのプレアイロンみたいなことなんだけど、ワインディングされた状態で水素結合をロッドの形にすることで、
より優しい薬剤で・よりしっかりとパーマをかけることが可能って話。
これが自分の伝え方が悪かったようで、巻いた後に乾かすのではなく、巻く前に乾かすという応力緩和の恩恵が
受けられない状況になっていた。(該当サロン様勘違いさせてしまいすみません)
1剤塗布前、ワインディング後に乾燥処理、アイロンによる熱処理をすることで、
ウェーブパーマおよびストレートパーマが得られるという話で「毛髪形状を変形セットするにはSS結合を切断する
必要はなく、水素結合や(イオン結合)の切断によって動きが容易となった分子鎖の再配列によって可能。
しかし、この毛髪の内部構造は不安定である。その原因は、1次セット時に切断されずに歪まされたSS結合と、そのSS結合に
より架橋されている分子鎖に内圧されている歪が、セット形状を元に戻す復元力と働くためである。この内部歪の大部分は、
SS結合の切断とそれにともなう分子鎖の再配列によって解消され、その結果、セット形状は安定化する。」
というわけ。
・・・というわけ。
自分の言葉で書けた!と思ったけど、読み返すとこれではわからなすぎる。
というわけ、で、なるほど!!とは思ってもらえなさそうなので
完全に僕の言葉で書くと
①「1剤使わなくてもパーマかけれたら最高やな!」 ②「よっしゃ。SS結合以外にも結合あるんやし、そこアタックしたろ。」
③「濡れてる状態から巻いて(または伸ばして)そして乾かして)」 ④「へへへ・・・水素結合を曲げたった(真っ直ぐにしたった)」
⑤「あら?でもこれ水つけたらほとんど元の状態なるやん。」 ⑥「あーでも完全に元通りってわけじゃないんやな」
⑦「ほほぉ~水素結合(イオン結合)もパーマ施術に影響あたえまくりやんか」 ⑧「大切なのは1剤の還元!!ってだけじゃないってことやね」
⑨「ということはや、この1剤以外の力を借りれば、より優しい薬剤で施術できるやん!」
⑩「やったーーー!!」
みたいな。
まだまだ詳しく(ややこしく)書けそうだが、書いてる僕自身がパニくるような内容になってしまっては
元も子もないので、この辺で・・・。
一般的ではなかった還元剤が覇権を握り、今までは考えられなかった技法が生まれて定着をしている。
全てを網羅するのは難しいが、学んだことや自分が信じていることは誤解のないように今後も発信していけたらなと思います。
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