Orange Blog

阿南毅と小僧の心

天地を喰らう 「行74」

2017.07.23

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そうだ、喰らうのだ。

 

いや、喰ろうてやる。

 

我が喰ろうてやるのだ。

 

皆さんはもう見たことだろう。そう、奴だ。

奴が今年もやってきた。

 

奴を見ると、夏がやってきたんだなぁって毎年実感する。その奴とは…

 

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出ました、出ました「夏ポテト」

 

毎年この時期になると各所で見かけるが、その年によって味わいの当たり外れはかなり大きい。

 

いうなればボジョレーヌーボーのようなものかな…。

 

まぁボジョレーヌーボーは毎年毎年飽きもせず10年に一度の出来栄えとか、50年に一度とか、褒めちぎってばかりだけどね。

 

夏ポテトと通年販売のポテチの違いだが、

形状がまず違う。

 

うすしお味(通年)はパッケージにあるように普通に薄くスライスした形状。

 

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それに対して夏ポテトは波型で若干厚めスライスになっている。

 

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形状が違えば当然だが、触感、食感が大きく変わる。

 

通年うすしお味は、口の中に残っている状態でもドンドンと口に放り込んでいける。薄いから問題なく咀嚼できるのだ。

 

それに対して夏ポテトは、厚みがあるから1枚1枚をよく噛まなければ、口内で事故が起こってしまう(固揚げがささる、アレです)

 

なので短時間でポテチを喰らわねばならぬ時は、通年うすしお味をオススメする。

 

夏ポテトは急いで食べるには適していない。

 

塩の種類が違うため、味わいが異なることも面白いところだ。

 

夏は汗をかく、つまり体は塩分を求めるわけだ。そのため夏ポテトは通年うすしお味に比べ、ほんの少しだが塩味がしっかりしたものを使っている。

 

それが「対馬の浜御塩」だ。

 

長崎県対馬の海岸は、壱岐対馬国定公園に認定され、天然の海藻が生い茂る清麗なる海水に恵まれています。「浜御塩」は、この対馬海流の海水を汲み上げ、濃縮・結晶化させて塩作りを行なっており、塩に精通した職人が一昼夜かけ仕上げているようだ。

 

ただでさえカルビーのポテチは神がかり的な旨さがあるのに、そこに加えてこんな凄いお塩を使うわけだから、まずくなるわけがない。

…そう、思いますよね。普通はね。

 

ところがそう簡単な話ではないのだ。

 

先にも書いたが、その年によって当たり外れが大きい。いや大き過ぎるのが限定ポテトの問題だと思う。

良いじゃがいも、良いお塩、良い技術で製造してもダメなものはダメなのだ。

 

ちなみに去年の夏ポテトは全然ダメだった。

去年の夏ポテトを評価している人には大変申し訳ない…だが僕もそんじょそこらのポテチ好きではないので、この批判を許してほしい。

 

一袋、試しに買ったものの味がもう…全然過ぎて食べきることすらしなかった。

 

今年の夏ポテトは去年よりは良い出来だとは思う。

しかし…じゃがいも不足の影響などもあったのか正直詰めが甘い印象を受けた。

(50袋以上食べての感想です)

 

ただ食べる価値はある商品だと思うので。是非喰らってみてほしい。

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カテゴリー:日常