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阿南毅と小僧の心
天使のシャンプー 「行65」
2017.07.14
シャンプー剤
の話ではなくて
シャンプー技術の話です。
僕が美容師だった頃、特に常に気持ちと力を注いでいたこと。
それが「シャンプー」です。
昔も今も、最初に習う技術はシャンプーではないでしょうか。
ヴィンダルサスーンの弟子(自称)のオーナーに言われました。
シャンプーは唯一お客さんが気持ちいいと思うメニューだ(当時ヘッドスパは一般的でなく、浸透もしていなかった)
だからこそ、つよし、お前に全てかかってるんだ。お客さんが気持ち良さのあまり寝てしまうくらいの、昇天してしまうくらいの、そんなシャンプーをしてくれ、と。
弟子ヴィダル(自称)のカットを見ながらスプレイヤーを渡すことや、カット後の床に落ちた髪の毛や、カラーやパーマで使用した道具類を洗うくらいしか仕事のなかった僕は俄然やる気になりましたね。
あぁ、踏み出したな…と。
これがオレのサクセスの始まりだな…と。
とにかくシャンプーに全力でした。
その結果、メーカー勤務の今もシャンプーにはとてもうるさいです。
自分はかなりシャンプーがうまいと自負があるので、髪を切りに行ってシャンプーがあんまりだと、いくらかっこよくなれたとしても
かなりがっかりして帰ります。
シャンプーはそれほど大事です。
シャンプーに始まり、トリートメントに終わると言っても過言ではない。
シャンプーみてたり、されたりすると、その人の人間性までわかる…気がする。
雑な人は荒い技術してるし、丁寧な人は正確な技術をしてる。
だからこそ、「阿南、パーマ講習の時にシャンプーも教えてもらえる?」なんてオファーあるとむちゃくちゃテンション上がるんです。
そう、オファーあったんです。
リアシャンプーの…。
僕が美容師の頃ってサイドがメインでリアはほとんど置いてなかった時代。
辞める頃には一般的になってたけど、それでもシャンプーはサイド派。リアシャンプーの経験は一年程度。
ただ、オファーはリアなのでそりゃもうレッスンあるのみでしょう。
早速、門田に教則本を持ってもらい、頭を借りて
…いやいや、これ長すぎな。絶対絡まるやつやん、ネープ洗いにくいやつやん…
なんて不満を隠しながら
懸命に、こうやったっけ?あぁやったっけ?なんて思い出しながら髪をわさわさ。
そんなこんなしてると、やっぱり何年前だろうと身体に叩き込まれたことってのは忘れないもんですね。
自転車みたいなもの。一度乗れるようになったら、しばらく乗らなくても乗れる的な。
そんな感じで、やりながら感覚が戻ってきて…
この表情。
オレ、覚えとるやん!出来るやん!やっぱ天使やん!って。
僕の中では今でもサイドシャンプーの方が断然得意だと思ってるんですけどね。お客さん褒められ率で言うとリアシャンプーの方が圧倒的に高かったんです。
完全な自慢ですけど、リアシャンプーでするとほぼほぼ褒められてました。
その中で最上級の褒め言葉がタイトルの
『天使のシャンプー』
えへ、僕って天使なん?!
シャンプーするたび召されてましたね、天に。
軽口はさておき、良い美容室の条件を1つあげるなら「シャンプーが上手」これは外せないかなって思います。
そういえば最近シャンプーしてないなぁ…って思う方いらっしゃいましたら、是非してみてください。
初心に戻れて案外いいもんです。
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カテゴリー:小僧