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阿南毅と小僧の心
ラプンツェル〜 「行70」
2017.07.19
どうも『PRINCE of オレンジコスメ』こと、阿南です。
長いな…
違うな…
始まりか終わりの言葉を決めたいなあと思いながら、なんとなくつけてみたけど変わると思います。きっと。
迷走期に入ると思いますので、生暖かく見ていてください。
さて、タイトルのラプンツェルですがご存知「塔の上のラプンツェル」です。
サラダに入ってる方ではありません。
(ラプンツェル=ノヂシャって野菜)
そもそもはこの野菜から始まったのがラプンツェルの話らしいんですが、ずーっと気になってたことがありまして。
ラプンツェルってめっちゃ髪長いじゃないですか。
で、その長い髪をロープ代わりにして人を登らせたりするじゃないですか。
映画観てて気になってたんですよね。
こんなことありえるのか?って。
そりゃもともとは童話ですから、突っ込むのは野暮かもしれないですけど…
この業界にいたら絶対に気になりますよね。
で、考察してやろうって思ったんですよ。
「人を登らせるだけの強度が髪の毛にはあるのか?」
自分で自分の髪を引っ張るとわかると思いますが、そこそこの力で髪の毛って抜けます。
もしくはプチッと切れます。
健康毛の毛髪強度は150g、さすがに150gじゃ人は登れないですよね。
でも髪の毛は一本ではありませんよね。
日本人だと10万本。ラプンツェルはどう考えても欧州の方だと思いますので、そうすると約14万本ぐらいですね。
欧州の方は髪が細いので強度を若干下げて100gと仮定するとして、それを14万本束ねたなら
なんと14tの重さには耐えれるわけです。
あの悪い魔女や王子くらいなら軽いもんってわけです。(もちろん僕でも余裕です)
こう考えるとあの映画、リアリティあるのか…とか思ったんですが。
(あの若さで、あの長さを達成するっていうメルヘンは置いといてね)
…
いやいや、待てと。
あの時代にそこそこ健康な状態であんなに髪が伸ばせるわけがないだろうがと。
そうそう、ラプンツェルは美しいブロンドヘアーでしたね。
ブロンド、所謂金髪は全人口の約1.7〜2.0%しかいないと言われるほど実はすごい希少なんですよね。
(エマストーンは素ブロンドです)
さらに言うと、金髪は最も細い毛髪です。
全人口の2%程度の女性をグリム童話にするだろうか?これはリアリティに欠ける。読者からクレームが出るぞ。
と、すればラプンツェルは染めているのではないか??いや、時代的に染めることは難しそうだから何らかの方法で脱色したと考えるのが現実的か。(短くなったら栗色になる描写もあった)
①ブリーチ毛である。
そうすると、あの長さで脱色し根元から毛先まで均一なブロンドにしているということは、かなり髪はダメージを受けているはず。
②ハイダメージ毛である。
さらにさらに、ラプンツェルは森の中に住んでいた。家の近くに谷みたいなのもあったぞ。塔というほど高さを求めたことからもわかるように湿度がかなり高い。ちなみに髪の毛は水分を含むと強度が4割は下がる。
③ビヨーーーンと伸びる。
さらにさらにさらに、ケアはどうなってる?あの時代だぞ?まずトリートメントなんてなさそうだ。あるとすれば…そうだな…森の中だけに大自然、つまりオーガニック系ではないか?
④この毛髪にオーガニックは適切だろうか。
はたして、この状態でも髪は耐えられますかね…。
それでも耐えてしまうっていうのが、髪の毛の面白いところでしょうか。
答えはあなたの中に。
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