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阿南毅と小僧の心
プライドを持つ前に 「行124」
2017.09.12
急がば回れ、でも本気で急いでるなら回るな。
どうも、オレンジコスメのアナキンこと阿南です。
自分の中では明暗がハッキリと分かれました。前にもブログで書きましたが「カルビーのアラポテト」と「湖池屋のうすしお味復活」両社とも9月という告知をしていた。
僕のポテチ愛はブログを読んでくれている貴方ならご存知と思うが、それはもう8月末から買い物のたびにチラチラ探すほど楽しみで仕方なかったわけだ。
告知では9月なのに、なぜ8月末から楽しみにしているかというと消費者ってそんなもん、ヘビーユーザーなら尚更、あとは企業に対する期待の表れ。
もしかしたら少し早くなるのではないだろうか?なんてことを思うのですが、まぁアラポテトは秋の商品だし冷静に考えれば8月末はありえない、ってことになりますけどね。
で、湖池屋のうすしお味復活はようやく量産体制が復旧したとかで、こちらも9月とのことだったんだけど。これがね、並ばないんですよね。いまだに並ばない。もしかすると都会の方から順次なのかもしれないが、少なくとも地方(愛媛)では見ない。
両社9月。
早かったのはカルビー「アラポテト」。
ポテトチップスの市場は車の市場と似ていて、カルビーという企業はTOYOTA、湖池屋はMAZDAと僕は勝手に定めている。
ポテトチップスという完成された市場の中で優位性を保つためにしなければならないことはなにか。
味、量、コスパ、ブランド、考えられることはたくさんあるが今回の場合は完全にスピード感だったと思う。
湖池屋はスタンダードで同社ポテチ売上トップスリーに名を連ねるだろう、うすしお味の復活を前にKOIKEYAプライドと称し少し前から展開しているプライドポテトの新しい味を市場に投入した。
つまり味で勝負する、そういう心意気なわけだ。
しかし、今そこ?感は正直否めない。
先述した通り、湖池屋がしなければならなかったことは既存の顧客満足であって、新市場開拓では決してなかった。
僕は陳列された湖池屋の新商品にとても期待をした。しかし、それと同時に落胆も大きかった。
わかる、よくわかる。
様々な事情があるのはよくわかる。
ただ、まずやらなければいけなかったことは屋台骨を再構築することであって、攻めていくことではないだろうと…。
カルビーはマンモスだ。
本当にすごい企業だ。きっと僕ほどではないけれど心からポテトチップスを愛する社員が多数いるんだろうなと感じさせる。
湖池屋の批判めいたことを書いて申し訳ないが、やはり違うなって改めて思う。
愛が足りないんだ愛が。
夏の終わりに塩味と山椒味を出してどうなる。
袋を深めの長方形にすることで開けづらく食べづらい状況をどう考える。
計算のできる選手の復活を期待しているところに、新人投入なんて僕には考えられない。
自分に理解できないことの全てを否定するつもりは毛頭ないが、今回の一件でカルビーの凄さを改めて感じた。
僕は湖池屋が大好きだし頑張ってほしい。だがプライド、プライドという前にやるべきことがあるのでは?と僕は思うのだ。
これはどんな職業にも同じことが言える。
新しさは必要不可欠。
だけどそれは基本あってのこと。
了
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カテゴリー:日常