Orange Blog

阿南毅と小僧の心

ナタデココ 「行108」

2017.08.26

驕れる平家は久しからず

 

 

どうも、オレンジコスメのアナキンこと阿南です。

 

皆さんは外食でも家で食べる時でもデザートがあるとしたら、何が一番嬉しいですか?

 

 

アイスやケーキ、ゼリーにプリンやチョコなど美味しいものはたくさんありますのでなかなか決めきれないですよね。

 

ちなみに僕はデザートいらない派です。なにか選べと言われたらフルーツが食べたいかなと思うくらいです。

 

お酒が苦手なのでプライベートで飲み会は全くないのですが、酒豪の集まるオレンジコスメでは数ヶ月ごとに懇親会が開かれます。だいたい居酒屋でコースを頼んでいるのですが、コースの最後には必ずデザートが出てきますよね。

 

そのデザート、8割くらいの確率でアイス。しかもバニラ…僕は牛乳が飲めないので往生しますよ。

 

 

バニラ…好きな人多いんだろうけど、バニラを出してくる店にこだわりを感じたことは一度もありません。むしろ、そんなんでいいのか?と疑問に思うほどです。

 

わざわざデザート出すのなら、それがお客さんの口に入る最後の食べ物なら、もっと考えてくれよと。なんかとりあえずぅ、バニラァ?みたいな?(牛乳嫌いの偏見入ってますね、すみません)

 

と、ここでナタデココですよ。

 

 

おそらく懐かしいこと言うなぁアナキンは!って思われた方多いはずです。それもそのはずナタデココが大流行したのは今から24年も前のこと。若い子には伝わりにくいかもしれませんがナタデココを食べましたってだけで、シティボーイ認定されるほど。(もはや死語か)

 

そのナタデココを突然思い出して、今キーボード叩いております。大ブレイクを果たしたナタデココですが、今やその特性を利用して飲食以外の分野にも進み様々な可能性を作っています。

 

あの独特な食感面白かったですよね。

 

ナタデココってジャンル分けするとゼリーやプリンと同じところに入ると思いますが、発売当初はほとんど売れず停滞気味の商品だったようです。

 

何かわからないものに人は手を出さないんですよね。ゼリーやプリンのようにはいかなかった。

 

ところが1992年に大手ファミレスチェーンがメニューに加えたことから端を発して、翌年春にはマスコミの後押しもあり大爆発。隅の方で小さくなってたナタデココは、単品でも売れるほど大きくなったわけです。

 

きっと日本で初めてナタデココを発売した会社の研究者や営業は思ったでしょうね。これは面白い!絶対売れる!と。

 

その想いとは裏腹に売行きは芳しくない…。上にも書きましたが「どんな物かわからない」から売れないんです。

 

で、流行したのは「どんな物なのかがわかった」からですよね。

 

他にない食感、ココナッツの優しい風味、食物繊維が多く低カロリーでダイエットにも向いてる、ザッと書いただけでも売り文句はたくさん。たくさんあるからこそ売れなかった時、営業はさぞ焦っただろうなと思います。

けれど、そこで匙を投げずファミレスにアプローチかけていくっていうのが素晴らしいですよね。

 

全国展開しているのでメニュー化さえしてもらえれば一気に知名度は高まる。

 

性別、年代などを限定せずあらゆる層に味わってもらえる。

 

知ってもらえる。味わってもらえる。

 

この2つの要素を満たした結果、新しい物はマスコミの意欲を駆り立てて大流行!!まで辿り着けたわけです。

 

美容業界も同じではないでしょうか。

ゼリーやプリンは盛り沢山です。味が違う臭いが違う価格が違う。でもゼリーはゼリー、プリンはプリンです。どこまでいってもね。

 

そこで切磋琢磨?じゃないな、優劣決めても疲弊していくだけ。

 

求められてるのはそこなのでしょうか。

 

そして知ってもらえないなら、味わってもらえないなら、いくら良いものでも自己満足にしか過ぎないということ。

 

ナタデココがブレイクした時代に比べると、現代はとてもやりやすくなったように思いますが、裏を返せば熱しやすく冷めやすい時代でもあるので方法や選択は慎重かつ大胆に根気よく。

 

 

ナタデココが単なるデザートから科学の分野にまで進化し幅を拡げたように、自分も成長していきたいものです。

(僕は1991年頃からナタデココがすげぇやつって思ってましたよ)

 

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カテゴリー:小僧