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阿南毅と小僧の心
トリマーさんってすげぇ 「行95」
2017.08.13
これは美容師時代からずっと不思議というか疑問に思っていたことなのだが、犬や猫(主に犬かな)はカットされたいのか?ってこと。
人間は意思表示ができるから切りたきゃ切るし、染めたきゃ染める、曲げたきゃ曲げる、普通に考えたら自分の意思でね。
働いてて、嫌々サロンにきてたのは子どもがほとんど。本人は伸ばしたいのに学校や親が切れとうるさい…とかね。そういえば今はストレートするのも学校の許可が必要だったりするらしいね。ボンバーヘッドにするわけでもなし、真っ直ぐにすることに許可って…
変なとこにこだわんだなぁとか思う。
と、まぁ人はコミュニケーションがはかれるから良くも悪くも意思はわかる。
でも、動物はどうなのかなぁって。
たまに用もないのにペットショップに行ったりするんだけど、その時に一面ガラス張りの部屋で誰かの飼い犬さんが毛をカットされてる。
ジッとしてる犬さんもいれば、暴れて吠えてる犬さんもいる。それを見て、「あぁ、気持ちいいんかなぁ」って思ったり「うわっ、嫌なんかなぁ」って思ったりするわけなんだけど
僕も幼き頃に『シロ』って名付けた真っ白な犬さんを飼ってたことがあるけど、その頃はトリマーっていう職業がまだ日本に定着していなかったようで、シロの毛は常に自然の状態だった。伸びもせず、短くなることもなく、常に同じ長さだったように思う。
そもそもトリマーの始まりってなんだろう?って調べてみると、猟犬の毛を刈ったのがはじまりなんだと。
しかもプードル。
僕の勝手なプードルのイメージはお金持ちのマダムが抱いてるって感じだったんだけど、実はプードルって狩猟犬なんだって。
で、狩りの時に主人が撃ち落とした鳥を水鳥を回収する時に、水の中を泳ぎやすいように毛を刈ったんだと。だんだんと猟のことだけでなく、自分の犬だとわかりやすいようにそれぞれ個性的に刈りだした。
これがトリミングの始まりなんだって。
昔の日本では短毛犬ばかりだったからトリミングの必要がなかった(僕がシロを飼ってた時代)
洋犬を飼う文化が根付いたことでトリミングが当たり前になり、トリマーという職業が一般にも認知されだしたというわけ。
色々調べてると、トリマーさんって大変だなぁって思うことがあってね。
美容師は目の前のお客さんを満足させるわけだよね。(口コミとかそういうの置いといて、まずは目の前のお客さんですよね)
でも、トリマーさんは目の前の誰かの愛犬と、その飼い主さんを満足させなきゃいけない。その愛犬は喋れないからタイトルに書いたように、もしかすると刈られたくない犬さんもいるかも…。
それでも飼い主さんのこうしてほしいというオファーに応えつつ、その愛犬を美しくする。
やっぱ相性ってのがあるのか、気に入られるとワンワーンって尻尾フリフリしながら来てくれる犬さんもいるんだと。それはトリマー冥利につきるだろうなぁ。動物とは人間みたいなコミュニケーションがとれないから、そういう関係性を飼い主さん以外で築けるってすごいこと。
そういう人なら安心して飼い主さんも預けられるよね。
冒頭の疑問解決はできなかったけど(はなから出来るわけないって話)種族は違えど対象を美しくするという共通点を持つトリマーさんのことが知れたので良かったかな。
相手が人であれ犬さんであれ、カットで喜ばせることができるってほんと凄いことだよね。
美容室とトリミングサロン併設とかあっても面白いのにね。もうすでにあるとすれば、もっとたくさん増えればいいのに。
飼い主さんと愛犬と一緒に綺麗になれる場所、最高じゃん。
…って。ちょっとシロのこと思い出しながら書いてみました。
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カテゴリー:日常