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阿南毅と小僧の心
はてなの茶碗 「行120」
2017.09.08
価値なんてあってないようなもの。
どうも、オレンジコスメのアナキンこと阿南です。
ちょっと読んでた雑誌に「物を売るな!価値を売れ!」って書いてあってなんだかなぁ…って思いまして。こんなんですけど僕も営業職について10年は経ちましたので、それなりに経験を積んできました。
その上で改めて「物を売るな!価値を売れ!」なんだかなぁ…。そりゃそうなんだろうけどって納得出来なくもないのですが、きっとこういうのに影響受ける人は「物を売る」ことがまずできないんじゃないのかなって。
美容室でもどこでもそうですが「物を売る」ってすごく大変なことです。突き詰めれば信頼関係で成り立つものだと僕は思ってます。それこそ価値が云々は一旦置いといてね。
落語にこんな噺があります。
もともとなんの価値もなかった物だが、価値があると勘違いして高額な値段でそれを買ってしまう。(100円くらいのものを50万くらいで買ってしまったようなミス)
勘違いして買った人は悲惨としか言いようがない。しかし、何故そんな勘違いをしたのか?それは有名な人がとても興味を示したから、ただそれだけ。買う前に少しは考えろよ、って思うけど、自分の名前の威光で勘違いさせてしまったのならと有名人はそれを言い値で買うわけ。
なーんの価値もなかった安物が結局名前の通った人物に買われたことで「価値が生まれた」その後、価値はドンドンと上昇していき最初に勘違いして買った人に大金が入ってきた。これに気を良くした勘違い野郎、次もまた儲けたるとまたわけのわからぬ物を買って有名な人に見せて高くならねぇか…みたいな。
タイトルの落語で桂米朝師匠がオススメです。
この噺で面白いのは価値ってなに?って考えれるところ。それと価値を売れる人間は物を売ることにも長けているってこと。いや必然的に物に価値が付与された状態なんだと思う。
冒頭で書いた「物を売るな!価値を売れ!」
勘違いだけはしないようにせねばならない。
物を売れない人間に、価値など作れない。
価値を売りたいなら、物を売ることで学ぶしかない。
営業って仕事をしているとこういう話はほんとよくあるし、よく聞く。時代ってどんどんと変わってるんだなぁって思う、昔はそんなことなかったもんね。
それとも言葉や文字の使い方、捉え方が変わっただけなのかな。
上辺だけの価値に惑わされぬように。それは本当に「価値」と言えるものなのか本質を見極めていくことがこれからはより大切になっていきます。
まぁ身近なところに信頼関係が築けているのならあまり関係ない話ではありますが。
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カテゴリー:小僧