弱酸性の中で適正な還元ができること。
ダメージを最小限に抑えるための方向性を十分に検討した上で、スピエラ・GMTを使いこなすための処方と剤形に仕上げました。
酸性領域での施術が定着した今、アンセスは更に使いやすさを追求しました。
アンセスの最大の特長である、酸性領域での施術を可能にする高濃度還元剤
疎水性と親水性の両方の性質を持つ両親媒性なので、従来の還元剤より毛髪になじみやすい還元剤です。また、分子構造が平面的なため、毛髪に負担のかかるアルカリによる膨潤をさせなくても、毛髪内部に浸透します。その特長により、低pHでも十分な還元力を発揮し、カール形成や縮毛矯正が可能です。独特な柔らかい質感に仕上がるのもスピエラの大きな特長です。
スピエラと同じく両親媒性なので、疎水性部分から親水性部分にしっかり浸透し反応することができる還元剤です。酸性領域でも十分な還元力を発揮し、チオグリコール酸と同じようなハリのあるリッジの効いたカール形成力があり、施術臭と残臭が少ないのが特長です。GMTが持つ保水力によってクリープ効果が期待できるため、酸性ストレートや酸性ホットパーマをシンプルに施術できます。
アンセスアシッド6.8の各溶剤は、ダメージ要因の一つである「アルカリ剤」を排除しています。これは、等電帯で還元剤が浸透し毛髪中のS-S結合にアタックできるのであれば、アルカリ剤による無理な膨潤や軟化の必要がないからです。両親媒性の還元剤である「SP22(スピエラ)」や「GMT66.6」を混合することで等電帯領域のpHになり、毛髪への負担を最小限に抑えた施術を行うことができ、アルカリによるダメージを無くすことができます。
アンセスニュートラル7.8の各溶剤は、両親媒性の還元剤である「SP22(スピエラ)」や「GMT66.6」を混合することで、微酸性領域のpHになるように調整された溶剤です。アンセスアシッド6.8を使用したときと比べpHが中性よりになるため、塩(イオン)結合が外れやすくなります。ローダメージ〜ミドルダメージの撥水性の残る毛髪に使うための、浸透性の高い薬液を作ることができます。
アンセスリキッドBS10およびアンセスクリームBS10の各2液は、ブロム酸濃度10%の高濃度2液で、pH6に調整した低緩衝処方※です。※施術中の急激なpHの移動がないため、毛髪に負担をかけません。これは、酸性領域での施術でもブロム酸で十分な酸化を行い、また、ブロム酸濃度が高まることで起こる毛髪のゴワつきが出ないようにするための選択です。アンセスBS10は、酸性施術専用に処方されたブロム酸タイプの2液です。アンセスBS10には、補修成分としてカチオン化ケラチン※1を配合し、カキタンニン※2による消臭効果を持たせた高機能酸化剤です。プロセスや用途に合わせて好みの粘度に調整し使用することも可能です。
アシッドリキッド6.8 | |||
---|---|---|---|
SP22 | GMT66.6 | ||
10:1 | 10:1.5 | 10:1 | 10:1.5 |
32% | 40% | 30% | 35% |
ニュートラルリキッド7.8 | |||
---|---|---|---|
SP22 | GMT66.6 | ||
10:1 | 10:1.5 | 10:1 | 10:1.5 |
39% | 45% | 40% | 46% |
□使用毛束/ストレートパーマ(アルカリチオ系)とカラーを数回施術したダメージレベル3~4の毛束を使用
アンセス
アシッドSP22
アンセス
GMT66.6
アンセス
アシッドリキッド6.8
アンセス
アシッドジェル6.8
アンセス
アシッドクリーム6.8
アンセス
リキッド BS10
アンセス
クリーム BS10
アンセス
ニュートラルリキッド7.8
アンセス
ニュートラルジェル7.8
アンセス
ニュートラルクリーム7.8