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化学のたまねぎ

SFSin松山

2009.11.18

SFS(サロンワークのための化学)も今年で3回目。
前回までの2回は、メーカーやディーラーの垣根を越えた講習ということで、他メーカーさんや他ディーラーさんも参加しての講習でしたが、今回はワンダーをお使いいただいているサロンさんにお越し頂いて、ワークショップ形式でより現場に近い戦力になる講習会を試みました。

 

まずは戸石さん(東京 美容室シャンティ)のお話

出足2929

・クリープの必要性。
・ケミカルを学ぶ最終目的は、ヘアスタイル作りであること。
・失敗を考えるだけでなく、何故成功したかも考えること。
・隣のサロンは敵ではないということ。
・パーマによるヘアスタイル提案が失敗した場合の4つのポイント。
など、考えさせられる内容のお話でした。

 

次に、ダメージの違う髪にパーマを使って、それぞれ違うスタイルを作る場合を考えていきます。

ABC統合

※戸石さん作成の課題ウィッグ

 

参加サロンさんを3班に分けて、どう作っていくかディスカッションしていただいた後、班ごとに発表していただき、用意した道具と機械をフルに使って実践していただきました。

ミストクリープ2954
一つの方法とは限らないので、左右で違う方法で検証する班もありました。

 

ディスカッションの内容
・ヘアスタイルに合わせたカットの方法
・ダメージレベルとスタイルに合わせた薬液選定
・ワインディング方法
・クリープの有無
・使用する機械、または手段
・プロセス全般

 

ナオモト工業さんのクリープパルッキー「プレゴ」

プレゴ縦2837

 

もともとスチームはクリープに適していましたが、プレゴの登場でより明確になりました。

 

作品の考察です。
発表したプロセスや考え方と結果が一致したかどうかを、班ごとに代表者が発表していきました。
戸石さんが作った課題ウィッグのプロセスと比較することで、新たな発見に出会えたのではないかと感じました。

考察2971

お陰様で、「いい講習だったよ」「来年も来るから」とお声をかけていただくことができました。
開催は松山でしたが、遠くは徳島や香川からご参加いただいたサロンさん、ありがとうございました。

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